「重要なのは育てる生産者さんの違い」です。生産者さんの育て方により、肉質も変わり、味も変わる。一生懸命育てた想いを受け取り、より美味しくお客様にご提供できるよう、生産者さんとの繋がりも大切にしています。それは、良いお肉が継続してご提供できるのも、生産者さんや卸業者さんとの信頼関係あってこそ。生産者さんと卸業者さんの繋がりを引き継ぎ、命に感謝し、ご提供しています。
美しい自然が自慢の能登。能登の海と、山に囲まれた風土の中で愛情込めて育てられた能登牛。全国ブランドの黒毛和種と比較しても遜色のない肉質で、年間約500頭ほどしか市場に出回りません。赤身とサシのバランスが絶妙で、脂が甘くておいしいのは能登牛の最大の魅力。「何も付けなくても美味しい。」良質の牛肉は内蔵も美味しいと言われますが、シロやレバーなど内蔵も絶品です。当店では生で仕入れています。
当店の国産牛は、きめ細やかな脂と赤身のバランスの取れた上質なものを仕入れています。一度お召し上がりいただければ、そのコストパフォーマンスに驚いていただける自信のある肉質です。
最高の状態で食べていただきたいから冷凍はしません。全部チルドで保存しています。もちろんギフトの時も同じ。冷凍肉は、解凍したときにドリップ(旨味)が出てしまい、美味しくなくなってしまいます。冷凍する事により、細胞が一旦膨らみ、解凍することによってしぼむ。パサパサして美味しくなくなるんです。チルドを守るために大変なのは、真空パックをしてもドリップの抜けが早いこと。特にもも肉や赤身肉は美味しい状態で保存することが難しく、保存の仕方によっても良好な状態を保てる期間が変わります。部位や状態によっては、伸縮フィルムや専用のホイルなど、保存方法も変えています。
和牛って風味が壊れると、美味しくなくなります。お肉の中心部分の温度が100度に達すると、風味が飛びます。いつも調理では、極力風味を飛ばさないようにしています。ステーキはミディアムなら中心が75度。メンチカツを揚げると中心が75度。実は、メンチカツは最高の風味とコクを味わう事が出来ます。一番美味しい状態でご提供いたします。